コロナという大きな災いが人々を襲い拠りどころが大切だと思う
東日本大震災をきっかけにして地元で写真ワークショップ「里ほっと」を始めました。
自分自身の地元の友達づくりが理由の一つですが(酒飲み友達~)、当時に災害時の地域の人たちのつながりが必要と感じたのが一番の理由です。
東日本大震災後には、義弟が関わっていた石巻と関係が生まれたので、私も写真を通じて貢献しようと考え石巻に何度も通いながら撮影を続けました。私が撮る被写体は震災によって壊された風景ではなく変わらず繰り返されていた季節の風景です。
でも、通っているうちに、遠くの土地で活動するよりも自分の住んでいる土地のことの方が大切だぞと気づかされます。地元での活動を考えるようにしました。2012年3月4日に、第1回目写真ワークショップ「里ほっと」を地元で行いました。4人がやってきました。
今、コロナという大きな災いが人々を襲っています。
先日に「里ほっと」写真展を地元で行いました。私自身は準備段階でたくさんのことはできませんでしたが、みんなの助け合いがあったから開催できました。地元の仲間の拠りどころが作れていてよかったと思っています。コロナって人の心を痛めつけます。写真展をコロナ禍でそれぞれの作業でみんながやり切ったこと、写真展で仲間同士が顔を合せて元気や勇気をみんなが手にしたこと、その点からも写真展開催は意義のあるものになりました。
いつ何が起きるかわかりません。辛い時だけでなく、喜びも分かち合えるような、リアル世界でもインターネット世界でも、それぞれに居心地のいい場所はますます必要になっていくように思いました。
写真展の撤収風景