ヒマワリ名所の撮影はレンズ選びで魅力を引き出す
1週間ほど、福島県と新潟県に撮影旅に出かけ、いくつかのヒマワリ名所を巡りました。
福島県喜多方市の三ノ倉高原では、夏のスキー場を利用してヒマワリが咲いています。その花の量と面積の規模は圧巻で、一面を彩るヒマワリの花々が壮観でした。GFX 100SⅡに望遠ズームレンズGF100-200mmF5.6 R LM OIS WRを装着し、花の密度を強調して撮影しました。遠景の朝の山並みを活かす構図を作りました。
新潟県小千谷市の山本山の丘陵地にもヒマワリが咲いています。うねる丘の上に咲くヒマワリは美しく、全景はもちろん素晴らしい撮影ができるところです。X-T5に単焦点中望遠レンズXF56mmF1.2 R WRを装着し、前景をぼかして光の印象を強めた写真を撮影しました。ボケの中に意味を込めます。
新潟県津南町の津南ひまわり広場では、時期をずらすように咲かせるため、花畑がいくつも点在しています。朝霧が立ち込めたり、夕日と絡めたりと、非常にフォトジェニックな場所です。X-T5に単焦点広角レンズXF16mmF1.4 R WRを使用して花に近づき、枯れかけた花に情緒を込め、遠近感を生かした撮影もしてみました。今が盛りと咲いている花ばかりではなく観察して被写体を見つけるのも楽しいものです。
中望遠レンズの圧縮効果やボケ、広角レンズの寄りや遠近感、レンズの特性を活かした表現でヒマワリの花の魅力を伝えるようにしました。
現場では歩いて被写体探し、レンズ交換する意識を常に持つ、写真を自由に気楽に楽しみます。
今年のヒマワリは生育が良く、背が高いのが特徴です。日照が豊富なためなのか、すべての花がきれいに同じ方向を向いています。大人の背丈を超える高さの花が多いので、前景を捉える際には脚立を利用して撮影していました。
+ FUJIFILM GFX 100SⅡ
+ マーキンス自由雲台(Q10i-BK)
+ レオフォト三脚(LM-324CL)
画像は三ノ倉高原にて。
FUJIFILM GFX 100SⅡ
FUJIFILM X-T5