梅雨明け夏の九州の風景写真
今年の夏、梅雨が明けたばかりの九州に、撮影取材の旅に出かけました。往路も帰路も高速道路を利用しましたし、晴天を大事に撮影する観点から九州の中でも名所を点でつなぐような移動をすることもあり、運転時間の多い旅となりました。約2週間にわたる旅は、太平洋高気圧が強く、連日のように晴天に恵まれました。昔から「梅雨明け十日」という言葉を、先輩写真家さんから教え込まれてきました。この時期は晴天が続くため、絶好の撮影日和となるので大事にするという心がけです。風景写真家にとって、「桜」「梅雨明け」「紅葉」の時期の撮影は欠かせません。
海や山、里、人々の風景が美しい夏の九州。特に、緑と水、そして光が織りなす景色に心惹かれました。
九州では、阿蘇、菊池渓谷、日南海岸を必ず訪れると決めていました。加えて、近年半導体好景気で賑わっているらしい大分県大分市の街並みも撮影目的にしていました。47都道府県を撮影の基軸にしているので、九州全県を周るつもりでしたが、福岡県だけ写せなかったのはちょっと残念です。
九州の美しい風景を通じて、自然の力強さと癒しを感じることができた旅でした。そして、人。旅の最初に、南阿蘇の喫茶店「ギャラリーカフェ杜」に寄れてマスターやママとお話ができたのも良かったなあ。旅の途中に「御田祭」に偶然に出合えて撮影しながらの写真愛好家さんらとの交流も良いものででした。旅の間に、写真仲間さんたちからも撮影地アドバイスをいただきました。皆さんに感謝しています。
熊本県阿蘇
鹿児島県開聞岳
長崎県九十九島
大分県大分市街
熊本県御田祭