佐藤尚写真展『47 ぼくのより道』終了(2) 笑顔をありがとう!
カメラ機材のことを云々と説明できるタイプではありません。
残念ですが、カメラメーカーさんやカメラ雑誌さんなどにはバレています。
写真セミナーや写真撮影会でも機種やボディーやレンズのことには触れません。
残念ですが、参加者さんにはバレています。
機材を語らないのは、写真家として様々な仕事をするうえでとても不利ですねー。
けれども、それでも何とかお仕事を頑張らせていただいています。感謝です。
先日、池田記念美術館で“写真教室”を自ら企画して開催いたしました。とてもたくさんのご参加がありました。全員を追いかけて、「観察して」「動いて」と連呼し、あとは他愛のない話をしながら笑顔が自然発生する中で進行します。撮影の難しいことは話しません。
企画した“ツアー”でもそうでした。
一回でも多くカメラを構えるようしてもらいます。
一枚でも多く写してもらいます。
一緒の時間を楽しくしたいだけでーす。
魚沼47写真展会期中の初めの頃、
女性のお客さんが、写真展にやってこられたのでお喋りし、翌週に“写真教室”があることを伝えました。ギリギリ1名の申し込み枠の空きがあり申し込まれて帰られました。
“写真教室”当日にはいろんなものを写していて楽しそうでした。
そして、写真展最終日のこと。
偶然にその女性に再会し、聞くと、その後にも足を運び写真展を見にこられたのだという。うれしいね。
一緒にやってこられた旦那さんが、「嫁に好きなことが見つかって良かったです」と言っておられました。今は、身近な只見線を撮るのに夢中らしいのです。
写真を通じて人が楽しくなれるんです。
時間があるとき、一週間に一度の休日に、無理なら時々でいいから、写真を撮ってみるといいよー。
待っててね、あなたの町の近くにも行けるよう頑張るからね。いろんな人と写真が撮りたいんだ。もっと笑顔を作り出したいんだー。笑顔をありがとうございました。